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Written by: ishisaka
2006/11/14 17:39

クアッドコアのXeon 5300が発売された。

もはやマルチコア化の動きは止まらないけど、改めて僕ら開発者は心にとめておいた方がいいことがある。普通に作っていてはもう僕らのソフトウェアは早くならない。正確にはCPUが進歩してもクロックが早くなるわけではないから、単一プログラムの実行速度は早くならないのだ。これがいわゆるThe Free Lunch Is Overで、この論文に関しては以前にも書いているので、ソフトウェア開発に関する僕の考えはそちらを読んでほしい。(OPC Diary: マルチコア化に伴うソフトウェア開発者の責任)

IT Proにとってのクアッドコアを考えると、今は高価なクアッドコアが自分たちに本当に必要かどうかは、運用しているソフトウェアのCPUの使い方による思う。マルチスレッド化されていない一つのアプリケーション(代表的なものがゲーム)が、このクアッドコアプロセッサで劇的に高速化されたりはしない。一方Webサーバーのような複数のプロセス、スレッドが多数のセッションを処理するような用途では、クアッドコアによるパフォーマンスの向上が期待できる。ただこのような多数のスレッドによる並列処理の場合でも、処理データ量が多いとメモリの帯域がいっぱいいっぱいになってしまい、増えたCPUのコア数ほどのパフォーマンスの改善は望めないかもしれない。コア数が増えればそれだけメモリアクセスが頻繁になり、CPU間(コア間)での帯域と、メモリバスへのアクセス権の奪い合いになることを忘れないようにしないといけない。(これはSMPアーキテクチャを取るIntelの方が分が悪い)

クアッドコアは、一般的に言ってPCのパフォーマンスを上げてくれるものだけど、今は高いその投資が見合うかどうかをちょっと考えてから導入した方がいい。

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